(写真:予算委員会で麻生財務大臣と議論 3月26日)


自動車産業の最前線で働く職場の皆さん、経営者の皆さんから提起された政策課題に対して、自動車総連・経営者団体・各級関係議員が協力して課題の解決・改善に向けて取り組んでいます。

例えば、完成車の積載車(キャリアカー)のオーバーハング規制の緩和もその一つです。これまで積載車で完成車を運ぶ時は、積載車の荷台から1cmたりともオーバーした状態で運ぶことは禁止されていました。実際、現場ではその規制により積載車で運べる台数を1~2台少なくせざるを得ませんでした。物流効率の向上、積載車ドライバーの長時間労働削減の観点から、安全性が担保できるのであれば荷台からのオーバーハングは一定程度規制緩和すべきではないか。こうした問題意識をもって、自動車総連・陸送協会(経営者団体)・組織内国会議員が連携し、国土交通省とも議論や安全検証を積み重ねた上で、今年1月末に荷台から1m以下までオーバーハングを認める規制緩和が実現しました。この規制緩和によって物流効率は最大1.5倍(例;積載4台→6台)に改善し、ドライバーの労働時間も最大30%強低減することも可能です。現場の声を反映した1mの規制緩和は、今後の物流改善・働き方改革に大きく寄与する一歩になると確信しています。

これからも、労働組合や経営者の皆さんから現状の困り事や政策制度の課題・問題意識の声を率直に上げていただきたいと思います。こうした意見に真摯に向き合うことが、政労使が連携し、一歩ずつ政策を実現していくことに繋がります。

今後とも、仲間の国会・地方議会議員のご支援を重ねてお願い申し上げます。